2018年8月3日金曜日

これ以上、海を汚すな! トリチウム汚染水を考える市民集会


■ 日 時:8月26日㊐ 13:30開場▶️14:00開演▶️16:00終了
■ 場 所:いわき市文化センター 大会議室
      福島県いわき市平字堂根町1-4 TEL: 0246-22-5431
・資料代:500円

●講師:
・筒井哲郎(原子力市民委員会原子力規制部会長、プラント技術者の会)
   「トリチウム水海洋放出の問題点と陸上保管の現実性」
・上澤千尋(原子力資料情報室)
   「トリチウムの危険性と被害の実例」

主催:これ以上、海を汚すな!市民会議  
 ◉0246-58-5570(サトウ)

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○福島第一原発事故から7年5ヶ月。依然、原子炉内の溶融燃料に水をかけて冷却しているため、汚染水が建屋の中にたまり、地下水が流入して混ざり合い、大量の汚染水が発生しています。汚染水は、放射性物質の除去設備を通した後に貯蔵していますが、取り除けないトリチウム等も含み、今年3月までに100万㎥を超えました。タンク内のトリチウムの量は、約1000兆Bqにもなります。

○国は、タンクの用地は137万㎥までしかないとして処分方法を検討し、「希釈後海洋放出」が最も短期間・低コストで処分できるという報告書を公表。8月30日富岡町、8月31日に郡山市と東京で「多核種除去整備等処理水の取扱いに関する説明・公聴会」を開催すると決めました。

○一方、福島県漁連は「トリチウム水の海洋放出には断固反対する」としています。2月に行われた朝日新聞社等による福島県民世論調査では、「薄めて海に流すこと」について反対が67%、賛成派19%でした。

○コストを優先してトリチウム汚染水の海洋放出を決定することは、漁業者に更なる打撃を与えるものです。押し付けられてきた福島第一原発事故の被害をさらに広げ、社会的影響が甚だしいものです。

○あらためて、トリチウム水海洋放出の問題点、トリチウムの危険性と被害を考え、安全な陸上保管の道を探るため、トリチウム汚染水を考える市民集会を開催いたします。