2018年8月30日(富岡町)、8月31日(郡山市・東京)、トリチウム水処分の説明・公聴会が開催されることになりました。意見表明者と傍聴者の公募、そして意見の文書送付が求められています。みなさん、ふるって応募ください。会場に行けない方は意見を送付ください。また、この情報を広く拡散ください。
■募集内容は3通りあります。日程は下記の通りです。
(1)意見表明者
8月16日正午までに申し込む
表明するだけで、意見の内容は書かなくていい(つまり、無作為に選ぶようです)
17日に合否が届き、選ばれた人のみ、27日までに当日発表する意見の概要を送る
(2)傍聴者
8月23日正午までに申し込む
(3)書面で意見表明(パブコメのようなもの)
8月31日締切で意見を送る
つまり、まずは(1)と(2)を申込み、(1)で選にもれたら(3)を送る、といった流れになります。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。申込書がダウンロードできます。
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東京電力福島第一原子力発電所では、原子炉建屋から使用済燃料や溶けて固まった燃料(燃料デブリ)を取り出すことなどにより、事故を起こしてしまった発電所のリスクを継続的かつ速やかに下げていく、「廃炉」作業が進められています。
廃炉を進める一方で、地下水等が原子炉建屋内に流れ込み、燃料デブリの冷却に用いた水に触れることにより、日々、汚染水が発生しています。こうして発生した汚染水は、建屋からくみ上げ、多核種除去設備(ALPS)等により浄化処理し、取り除くことのできないトリチウムを含んだALPS処理水として現在はタンクに貯蔵していますが、タンクを建設するために適した用地は限界を迎えつつあります。また、燃料デブリや使用済燃料の取り出しなどを行うことにより、汚染水発生も完全に抑えられるようになり、廃炉が進捗します。こうした作業を進めるためにも、高台も含めた敷地内に、安定した一定規模の土地を確保する必要があり、ALPS処理水の処分を同時並行的に検討していくことが必要です。
ALPS処理水の処分については、トリチウム水タスクフォースで、5つの処分方法について、生活圏への科学的な影響が出ないことを前提として、技術的な検討を行いましたが、科学的な安全性を確認するだけではなく、社会的影響も含めた処分方法等の検討が必要とされ、現在、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会で、技術的観点に加え、風評被害等の社会的影響も含めて、総合的な検討を行っています。
当小委員会では、これまで、風評被害のメカニズム、風評被害の実態、国・県等による風評被害対策等についてヒアリングを実施してきましたが、風評被害の問題については、福島県内で完結するものではなく、広く国民の皆様がこの問題をどう認識し、どのような懸念をお持ちかなどをお聴きした上で、今後の検討を進めていくことが必要と考えています。
そこで、国民の皆様のご意見をお聴きし、小委員会での検討を深めるため、以下のとおり、説明・公聴会を開催するとともに、広く意見募集を行うこととしましたのでお知らせします。
■説明・公聴会の開催日時及び会場等
≪富岡会場≫
・日時:平成30年8月30日(木)10時00分~12時30分
・会場:富岡町文化交流センター学びの森(福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622−1)
≪郡山会場≫
・日時:平成30年8月31日(金)9時30分~12時00分
・会場:郡山商工会議所(福島県郡山市清水台1-3-8)
≪東京会場≫
・日時:平成30年8月31日(金)15時30分~18時00分
・会場:イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1)
※3会場いずれも当日はインターネットにて生中継を予定しています。
(インターネット中継を行うURLについては、開催日までに本ページ内にてお知らせする予定です。)
※意見表明者は、会場毎に、個人・団体の合計で10~15名程度を予定しています。
※3会場いずれも公開としますが、会場の都合上、傍聴席に限りがありますので、必ず事前の登録をお願いします。